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今週(2019/3/20)のFOMCにて、FRBは
「2019年の想定利上げ回数をゼロとする」と発表したことで、
ドルは大きく値を下げました。

■FRB年内利上げゼロ、資産縮小9月終了へ:識者はこうみる
https://jp.reuters.com/article/fomc-instantviews-idJPKCN1R12QO

当時の私はかなり甘い認識で、
「いうてすぐに戻してくるんじゃないの?」程度の気持ちでいたのですが、
残念ながら戻ってきませんでした。。。

「何故、政策金利の発表はこんなにも影響が大きいのだろうか」
考えた末、下記の結論に至りました。


政策金利によって影響を受けるのはどこだろうか。
「政策金利」という商品の主要顧客は誰だろうか。
金利をメインに扱う顧客。つまり、これは銀行をはじめとした金融機関ではないか?

銀行の資金量が莫大なことなど、素人が考えても容易に想像できる。
そんな銀行が、「ドルは利上げしないよ」という発表から
「あれ?ドルって、あんまり安全じゃないかも...」と判断し、
結果として、保有していた大量のドルを手放したのではないか。

ドルといえば基軸通貨です。為替レートは基軸通貨をベースに設定されることから、
リスクヘッジのため、マイナス材料がない限りはドルを保持していたいはず。
つまり、ドルが危ないと判断された場合、起こるドル売りは大量になると考えられる。

メジャーな通貨であるがゆえに、影響が大きくなったのだと思ってます。
そして、手放したドルが大量であるがために、テクニカルが反転のサインを示していても
戻しきることができなかったのではないかと思います。
個人投資家ごときが銀行相手に勝つとか無理ですよね。。。


銀行にとって重要なのは、儲けることではなく損をしないこと!

ファンダメンタルって、結局はこういう大口のメンタルを理解することが大切なようです。
ファンダメンタル分析は、「分析するのは誰のメンタルか」を意識する必要があります。
趣味でやってる個人投資家1人の心理を理解したところで、
相場に対する優位性なんて起こらないですよね。。。


大口顧客である銀行が商品を手放してしまった時点で、ドル相場の上値は下がる。
上値が下がったことでレンジが変わる。
にも関わらず、今までと同じ相場観でトレードしてたら...


まぁ、負けますね。。。
イメージしているレンジが実態とズレてるんですから。
テクニカルもクソもないです。事前条件が既に間違ってるのだから



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■インヴェスティング・ドットコム
https://jp.investing.com/

左上メニューの[マーケット]から[外国為替]を選択して、参照したい通貨ペアを指定します。
[テクニカル]のメニューを選択すると、指定した通貨ペアに対するテクニカル分析をイイ感じにやってくれます。

↓例えば、ユロルの場合はこんな感じ


これだけだとただ「買い」「売り」しか分からないのですが、
時間軸に変えながら全体を眺めてみることで、
レートの傾向が何となく掴めてくると思ってます。

で、気づいたのは、この分析結果を、時間軸の大きい方から順に徐々に小さくしていったときに
レートの向きがどちらに傾いているのかを流れで追えるなー、と思いました。

「長期の軸でみると売りを示すテクニカルが多いけど、時間軸を小さくしていくと段々と買いが増えてきているぞ!」

という場合には、
「実は売りの局面は終わりに近づいていて徐々に買いに流れているんじゃないか」
といった感じで。
いたって単純ですね。実はみんな当たり前のようにやってるのかも。。。

傾向の発端となるテクニカルは、
今のところ「ストキャスティックス」が多いような気がしてます。
標本数が少ないので信憑性は極薄ですが、このあたりの傾向も押さえていきたいです。
あと、当たり前ですが移動平均はキレイに変わっていきますねw

それと、個人的にあまり短い時間軸だけだと結構ダマシが多いと感じているので、
30分~1時間足あたりまで傾向が出てきたらトレンドが変わると判断しています。
(基本的に私はデイトレードだからかもしれませんが)
スイングでポジションを取る人は、もっと待ってみてもいいかもしれないですね(^^

ちなみに上記画像では、相場は「強い買い」と表示されてますが、
30分以下の時間軸が売りに傾いていたため、私は思いっきり売りでポジションを取ってます。
週足と日足でトレンドの向きが違ってしまい、どっちを信じたらいいか分からない場合は、
こんな感じで、短い時間軸へ徐々に移していくことで、
「どちらに」「どれだけの期間で」ポジションを取るかを判断しています。

中国の主要株式指数である「上海総合指数」の過去レートを取得できたので、
豪ドル(ついでにキウイ)と中国株式との関連性から、その依存度合をみてみました。

抽出したデータは、2017~2019の為替レート、及び上海総合指数。
計算方法はpython3のpandasを使ってます。
要するに、前回の手法を使いまわしてるだけですね(^_^;)

で、結果は↓


ご覧の通り、思いっきり依存してることが判明しましたね。。。
オセアニア通貨をトレードする際は、中国市場の考慮が不可欠なようです。


以上のことから、このデータから読み取れるのは下記のとおりかと思います。
1.豪ドルは中国市場に対して強い依存関係がある

あえて書くことでもない気がしますが。。。

以上です。
FXの考察をまとめる場が欲しかったので。。。


「日経平均とクロス円(特にドル円)に相関関係はあるのか」

を検証してみました。
抽出したデータは、2017~2019の為替レート、及び日経平均。
ついでにダウ平均も手に入れたのでこれも混ぜ込みました。
計算方法はpython3のpandasを使ってます。
大したコードでもないのでググれば出てくるはずです。

で、結果は↓


なんと、ドル円に関しては、株式との関連が全くありません。。。
これだけみると、「ドル円と株式は全く連動しない」ということになります。
というか、ドル円だけ完全に独立してますね。


反対に、ユーロ円に関しては相関が強く出ています。
感覚値ですが、70%超えというのは結構強い気がします。
これは、同じ資源国としてレートに関連性があるといわれている
「加ドル対豪ドル」に並ぶ相関性の強さです。

ユーロほどではないですが、ポンド円も相関が強めですね。
欧州通貨は株式市場との関連が強いのでしょうか。
「為替レートと株式市場は関連している」という言葉を偶に聞きますが、
これは欧州通貨の場合を指していたのかもしれませんね。

これを考えると、欧州通貨(特にユーロ円)をトレードする場合は、
主要株式指数の推移も考慮にいれるとよいかもしれません。


オセアニア通貨の相関性はよく言われているとおり、やはり強いですね。
チャートからも明らかですし、相関度合が80%を超える結果に対しては
かなり信頼できる数値と言えそうです。
豪ドルの場合、加ドルとの相関性もある程度見受けられます。
同じ資源国通貨であり、ドル安時のヘッジ先ともいわれているカナダとオセアニア。
スイスフランと相関性が似通っていることを考えると、
これらはドルに対するヘッジ先ということが言えるでしょうか。


以上のことから、このデータから読み取れるのは下記のとおりかと思います。
1.欧州通貨のクロス円は株式指数との関連が強い
2.ドル円は株式指数と関連しない
3.資源国(加ドル、豪ドル、キウイ)にはドル安に対するヘッジとしての役割がある(?)


ただし、この統計には問題点もあります。

実は、このデータは値はすべて日足の終値を使っています。
つまり、株式市場の取引時間外も含まれてしまっているため、
スイングトレードの場合はいくらか参考になるかもしれませんが、
デイトレードの参考値としてはいささか不安が残ります。

もう少し詳細に計算すると、
ひょっとすると全く違う傾向がみえてくるかもしれないですね。。。

以上です。
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