忍者ブログ

残しておきたい履歴。 ご意見等ありましたら、ぜひに。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

FXの考察をまとめる場が欲しかったので。。。


「日経平均とクロス円(特にドル円)に相関関係はあるのか」

を検証してみました。
抽出したデータは、2017~2019の為替レート、及び日経平均。
ついでにダウ平均も手に入れたのでこれも混ぜ込みました。
計算方法はpython3のpandasを使ってます。
大したコードでもないのでググれば出てくるはずです。

で、結果は↓


なんと、ドル円に関しては、株式との関連が全くありません。。。
これだけみると、「ドル円と株式は全く連動しない」ということになります。
というか、ドル円だけ完全に独立してますね。


反対に、ユーロ円に関しては相関が強く出ています。
感覚値ですが、70%超えというのは結構強い気がします。
これは、同じ資源国としてレートに関連性があるといわれている
「加ドル対豪ドル」に並ぶ相関性の強さです。

ユーロほどではないですが、ポンド円も相関が強めですね。
欧州通貨は株式市場との関連が強いのでしょうか。
「為替レートと株式市場は関連している」という言葉を偶に聞きますが、
これは欧州通貨の場合を指していたのかもしれませんね。

これを考えると、欧州通貨(特にユーロ円)をトレードする場合は、
主要株式指数の推移も考慮にいれるとよいかもしれません。


オセアニア通貨の相関性はよく言われているとおり、やはり強いですね。
チャートからも明らかですし、相関度合が80%を超える結果に対しては
かなり信頼できる数値と言えそうです。
豪ドルの場合、加ドルとの相関性もある程度見受けられます。
同じ資源国通貨であり、ドル安時のヘッジ先ともいわれているカナダとオセアニア。
スイスフランと相関性が似通っていることを考えると、
これらはドルに対するヘッジ先ということが言えるでしょうか。


以上のことから、このデータから読み取れるのは下記のとおりかと思います。
1.欧州通貨のクロス円は株式指数との関連が強い
2.ドル円は株式指数と関連しない
3.資源国(加ドル、豪ドル、キウイ)にはドル安に対するヘッジとしての役割がある(?)


ただし、この統計には問題点もあります。

実は、このデータは値はすべて日足の終値を使っています。
つまり、株式市場の取引時間外も含まれてしまっているため、
スイングトレードの場合はいくらか参考になるかもしれませんが、
デイトレードの参考値としてはいささか不安が残ります。

もう少し詳細に計算すると、
ひょっとすると全く違う傾向がみえてくるかもしれないですね。。。

以上です。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
プロフィール
HN:
あやかし
性別:
非公開
P R
忍者画像RSS
Copyright 残り火 by あやかし All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ
忍者ブログ [PR]